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新緑の季節になりました(遅いか。。。) 新しい芽がでて、花が咲き、鳥がさえずり、、、そんな場所に身を置いて癒されたいです。 巨匠建築家 吉村順三が設計した傑作『軽井沢の山荘』はまさにそんな場所を楽しむ為の別荘を1970年に設計しています。 この別荘を設計するうえで氏は 「鳥の巣箱のように、木の上で鳥になったような家を作りたい。 山荘というのは贅を尽くした建築である必要はなく、ごく私的な生活を楽しむ場でよい。 自然と共にある事が感じられる、質素で気持ちの良い場である事だけを求めた。」と言っています。 その想いを素直に形にした傑作だと思います。プロポーションや、佇まいなんかも素晴らしい。 人間的なスケールから設計されているから、身体に寄り添うようなコンパクトな空間なんだけど、 それが、余計に2階の居間を開放的に感じさせているし、しっかり腰を据えられる溜まりのような空間も用意されている。 ちょうど2階にある居間からは、その鳥の目線で木々の緑が楽しめるようになっています コンクリートで持ち上げられた軒下に大きな玄関の引き戸があり、横には軒下のテラス用に暖炉もあり、 2階の居間の下に、外の居間を用意し更に自然と一体に楽しめるようになっています。 こうして妄想するだけでも、行った事ないのにもう癒されてきました。 僕の今の師匠も、吉村順三にとても影響された建築家のひとりでもあります。 そう考えると自分のルーツもここにあり。かも?あー別荘つくりたいー YouTube 軽井沢の山荘
by road-to-architect
| 2011-06-13 00:50
| 建築家
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