road to architect | |||||
京都のお寺に行くとよく長い露地を歩く。 場所によっては大きな道で空を眺めながら。 場所によってはモミジのトンネルをくぐりながら。。。 特に茶室と露地で言うと、ただでは入れてくれない。 寄付きという待合から身支度を整え、露地口という門をくぐり腰掛けへ行き、 そこから飛び石つたいに露地を歩き中門をくぐり、 つくばいで口と手を清めようやく入り口にたどり着く。 着いたと思ったら、にじり口という小さな入り口から身体を丸めながら入る。 茶室にとって露地は非日常の世界へと誘う大事な道なのです。 露地も大事な建物の一部と言っても良いくらいです。 師匠のO氏もアプローチを大事にしております。むしろ一体として設計しています。 しっかりと計画されたアプローチを通ると、中に入る前にすでにその世界に入っている気分ですね。 目的地、目的の建物の設計も大事ですが、そこまでの道のりも含めデザインですね。 このブログは road to architect 『建築家への道』というタイトルですが、 少しばかり遠回りしたとしても、その道のりを大事に建築家になろうと改めて思いました。
by road-to-architect
| 2010-12-11 14:41
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