road to architect

<   2011年 04月 ( 14 )   > この月の画像一覧


べんがら色のモルタル

スタジオ棟の2階部分の外壁の仕上げに入っています。
べんがら色に着色したモルタルは、とても深い味わいが出ています。
日本でも江戸時代から本格的に使われた色で、意外と馴染みの色なんです。
どんな表情になるのか、明日の仕上がりが楽しみです。
e0214433_22184788.jpg


昔、パリの友達とスイスのバーゼルに行った時に、『 RED house 』という建物を見に行ったのを思い出しました。
そこは実は、あの北京オリンピックの鳥の巣をデザインした、世界的な巨匠建築家ヘルツォーグ&ド・ムーロンのスタジオなんです。
バーゼルの街ではレッドハウスの愛称で親しまれているようです。
日本の住宅街は表情に乏しく、とても画一的になり過ぎて、残念なくらいツマらないですが、
いずれ、Ostudioも街に彩りを与えて、親しまれるようになってくれるといいです。
e0214433_22485770.jpg

[PR]

by road-to-architect | 2011-04-29 23:28 | Ostudio

古民家リノベーションの調査へ

今日は函館山の麓にある、築80年の古民家の調査へ行きました。
来年の工事へ向けて、床下や小屋裏の軸組などを詳細に実測調査し図面を起こしていきます。
長い年月の間に、いろいろな歴史を重ね、増築や改修を繰り返していました。
外周部や、山側の湿気の溜まる場所は土台の腐食が進み、地盤も一部沈下しているようです。

図面を起こし、一本一本の部材のコンディションなども調査して、
この場所なりの、この家なりの、リノベーションのあり方を探っていきます。

写真は現場からの眺め。かなりの高台なので津軽海峡と大森浜〜湯の川方面など一望できます。
e0214433_2015529.jpg

[PR]

by road-to-architect | 2011-04-25 20:26

記憶をつなぐフレーム

先日、函館公園の横で解体されていた住宅から救出してきた窓枠で作りました。
こうして、建物の一部でもいいから残っていく事で、記憶が繋がっていきます。

失われ行く、古い建物達の記憶を繋いでいく事が、きっとこれから大事になる。
それが少しずつでも、自分のライフワークにしていければいいと思う。

e0214433_17385382.jpg


ちなみに、フレームの中は、京都の唐長で買ったもの。
[PR]

by road-to-architect | 2011-04-22 17:45

アルテピアッツァ

昨日から季節が春から、冬へと逆戻り。寒さに弱った身体が付いて行きません。

春になるとドライブとか行きたくなりますね。
小春日和に出掛けたいNO,1はアルテピアッツァ美唄。
イタリア語で『芸術広場』って意味なんだって。
廃校になった小学校を美唄出身のイタリア在住彫刻家、安田侃 氏が蘇らせた。

僕が旭川の大学在学中から好きで何度か通った。
早朝の朝靄の中や、天気の良いお昼時、日の傾く夕方、小雨の降る中。
いつどんな時にいっても変わらずに自分に溶け込んでくる。

震災の報道で心が折れそうになる日々。アッという間に過ぎていく毎日。
そろそろ、こんなすばらしい環境に身を置いて、ただひたすらボーッとしたい。
e0214433_19482257.jpg

e0214433_1948951.jpg

e0214433_19475348.jpg

e0214433_19474019.jpg

[PR]

by road-to-architect | 2011-04-20 20:17

楡の床

ラウンジ棟の床が敷き終わりました。
こちらの床は楡(ニレ)の木です。硬質で比重があり、木目がはっきりしています。
WAXで仕上げるのですが、更に木目が浮き出てケヤキのように見えると思います。
e0214433_2134961.jpg

脳天からデッキビスを打ち、ダホ打ちをしています。
e0214433_2133678.jpg

[PR]

by road-to-architect | 2011-04-19 02:20 | Ostudio

TRUCK WORKSのポスター

1月に、大阪のTRUCKとBirdに行った時に、奥さんのチョイスで買ってきた
『TRUCK WORKS』のポスターのフレームをお昼休みに作ってみました。

まず、ベニヤにポスターを貼り、ベニヤからフレームを留めて簡単に作りました。
材料は縦に橅(ブナ)の木のフローリングの余り、横に槐(エンジュ)の虫食いの板を使ってます。
TRUCKの自然体のポスターと無垢の木の空気感が、絶妙に解け合っていてカッコいい。

e0214433_20313539.jpg


それにしてもTRUCKとBird coffeeのお店の空間から、商品のひとつひとつまで、その存在自体が既に
オーラを放っていて、今までに感じた事の無い、不思議な空間体験だった。
それは、自然素材の物に囲まれて落ち着く〜、ってもんじゃない。
むしろ、ワクワクしてアドレナリンが出まくる感じ。少年時代に基地を作って遊んだ時の感覚に近い。

それってTRUCKの黄瀬徳彦と唐津裕美 の、楽しくものを作っている時の感覚がそのまま作品に表れていて、
その場の空気まで作っているかの様な感じだった。

まさに二人の人柄がにじみ出ている。ものに二人の情熱が乗りうつっているのを感じた。

建築や家具やものも、素材も大事だけど、何よりもその情熱や愛情が大事なんだな。

う〜ん。。。
[PR]

by road-to-architect | 2011-04-16 21:22

函館 第5回 茶の湯文化にふれる 市民講座と市民茶会 

e0214433_1584459.jpg


お知らせ 今年もこの季節がやってきました。

お茶の世界では、その人気は綾小路きみまろ的な、、、お話もとっても分かりやすく面白い、

熊倉功先生の講演があります。しかもこちらは入場無料! 京都でもなかなか聞けない先生。

あと、1ヶ月なので申し込みはお早めに。

そして、大事なのは同じく開かれる、市民茶会。

こちらの立礼席でワタクシが皆さんの前でお手前を致します。。。

お花見がてら、一服の茶を頂きに是非お時間ある方はいらして下さい。
[PR]

by road-to-architect | 2011-04-15 02:12

建築のエッセンス

e0214433_21401498.jpg


最近、まったくと言っていいほど、読書をする時間が取れない。。。

読みきれていない本や、見てない建築雑誌は溜まって行く一方。

でも、今もっとも読みたい本がこれ。北海道出身の建築家、斎藤裕の「建築のエッセンス」。

読みたいというか、また読みたい。今から10年も前、学生時代に読んでいた本。

当時、斎藤裕の心血注いだ住宅に惹かれ、東京に行った際はその建築を見て回っていた。

その事務所で働きたく電話をしたこともあったが、叶わず。。。

それからいろんな設計事務所で働き、ほとんどがモダンな設計の事務所だったが何だか合わずに

今の事務所で早6年目。気がつけば、木材、紙、土、漆喰、石、コンクリート、鉄、ガラスなど

斎藤裕がそれらの素材をとことん追求するように、素材にこだわった事務所で今は働いている。

やはり、自分の欲求に嘘は付けないのかな。素材はやっぱり本物を追求したい。

建材やクロスやサイディングなんかの「ハリボテ建築」を見ているだけで気持ち悪くなる自分。

今、またこの本を読みたくて読みたくて、テーブルの横にずっと置いてある。

しかし、今やるべき事、溜まってみれず。。。早く終わらせて見なければ。

きっとあれから10年後の自分にとって得られるものはかなり多いはず。
[PR]

by road-to-architect | 2011-04-13 22:13

建築の作法

どんな道にもそれぞれの作法があるが、建築にもいろんな作法がある。

同じ建築であっても、それぞれの流儀や、スタイル、デザイン、素材なんかによっても様々な作法がある。

とくに和風建築なんかは、ほとんどが和室の基本的な作法を応用して出来ている。

また、その用途や、条件なんかによって「真行草」(まじめに型にはめるか、遊びを入れ崩すか)の作法にも分かれる。

その作法も、やはり基本をしっかり学んだ上で、自分なりの形として現れてくるもの。

茶道用語で「守・破・離(しゅ・は・り)」という言葉がある。
      守は、 教えを忠実に学び、基本を学ぶ段階。
      破は、 その教えを土台にして、自分なりの考えを持つ段階。
      離は、 これまでの知識や経験にとらわれず、思うがままに突き進む境地。

今の自分は破の5合目あたり。『 road to architect 』= 建築家への道のり 。

このブログも建築に対する自分の考えを整理しまとめ、確立する為に始めたもの。

離は、建築家として一人立ちする段階。

それまでに、いろいろなことを学び、自分なりの建築の作法を見つけて行きたい。
[PR]

by road-to-architect | 2011-04-13 01:39

床の温もり

スタジオ棟の2階では、無垢の杉の床が敷き終わりました。

杉の床はとても柔らかく、温かいのでとても人肌に近い肌触りがします。
日向なんかあると、本当に優しい温もりを感じます。

柔らかすぎる反面、物を落としたりすると凹みやすいですが、それも自然であるが故。
年月と共に、人の成長とともに、冬目(木目の年輪の方)が浮き上がり、夏目(木目の色の薄い方)が擦り減り
やがて丸みを帯び、なんとも言えない味わいが出てくる事でしょう。
それが無垢の木を使う一番の醍醐味でしょ。

ただ、人それぞれの価値観によるが、そうした相反するというか、良い事も、イヤな事も紙一重。
傷はイヤだとなれば、もう少し固い木にしますか?とか、色は、木目は、とか
その人に合った、それぞれのスタイルにあった木と巡り会うのが大切。

床がもっとも、人と触れ合う場所ですから

e0214433_213036.jpg

[PR]

by road-to-architect | 2011-04-09 22:07 | Ostudio