road to architect

<   2011年 03月 ( 11 )   > この月の画像一覧


杉の床 & FRP

今日から2階の床板を張っています。
1階の天井は一部を除き、この床の裏が天井を兼ねます。

床板は道南杉で厚さ45ミリの無垢板に雇い実を入れて張っていきます。
雇い実とは、板が乾燥してきた時に隙間から下が見えなくなるのと同時に、
隣の板が反ってきた時に、その反り(いわゆる目違い)を抑え込む役割もあります。
e0214433_221652100.jpg

雇いの加工は一手間掛かりますが、他の加工(本実など)よりも材料の巾をそのままに使えたり、
接合強度が上がったりと、とてもメリットがあります。
一通り張ったら真上からダボもみして、ビスで留めて行きます。
e0214433_2216345.jpg


外では、ポーチの屋根をFRP防水していました。
今回は自主施工なので結構大変でした。溶剤の臭いでクラクラしてました。。。
この現場で最も処分に困る材料でもあります。リサイクルも出来ないので使い切ります。
屋根の防水として軽量で耐久性があり、とても優れた材料です。
いずれ、屋上緑化する為のもので、その信頼性もあります。
仕上がりまでお楽しみに。
e0214433_22161620.jpg

[PR]

by road-to-architect | 2011-03-31 22:52 | Ostudio

継続は力なり

昨日は打ち上げを兼ねて飲みに出る。
一件目は久しぶりに『気晴らし』へ。本当は向かいの『八坂』に行こうとしたのだが、
あいにくお休みで、こちらへ。相変わらず込んでいてビックリ。
こんな時期なので飲食業界も冷え込んでると思いきや、みんな協力的なのか、けっこう人が出ていた。

その後、2軒目に小腹が空き、お好み焼き『みなみ』へ
なんでも、もう30年近く同じ場所でやってらっしゃるようです。
鉄板を囲んでカウンターだけのお店なのですが、ビッシリでした。
大将の華麗な鉄板サバキに見とれながら、3枚も食べてしまいました。
鉄板に溢れるソースのジュワッという音と香りにやられました。
e0214433_19341372.jpg

e0214433_19334917.jpg


今日の現場はトイレの間仕切りを組んで、OSSBの上に木毛板を張りました。
e0214433_19332734.jpg

[PR]

by road-to-architect | 2011-03-28 19:46

またひとつ姿を消した。

函館の西部地区には多くの伝統的建築物群が指定されて残っている。
そして、その指定は受けてはいないが築70〜80年位のとても優れた建築もたくさんある。

しかし、そのほとんどが手入れが行き届かずに朽ち果てていたり、すでに持ち主が居なくなり空き家になったり、
写真の家のように取り壊しされようとしていたり。。。

最近、西部築を歩いていて、今まさに解体されようとしている建物を見つけ、いたたまれない気持ちになる。
しかも、知人が気に入っていた建物。思わず解体中の現場にお邪魔して、目の前で潰されそうになっていた
小さな障子や、小さな窓を救出し、いつか使ってくれる現場が出るまでウチで保護している。

こうした、悲しい現実。僕が建築家として一人立ちしたら、まずこうした建物を救いたい。
それぞれ持ち主の事情などもあると思う。僕なんかと同じ気持ちの持ち主も居ると思う。
きっと、どうして良いのか分からないのだろう。。。

残念ながら今の函館に、そうした持ち主の目線で物を見れる建築家はいないのが現状だ。
(空き家プロジェクトなるものはあるが、とても表面的な活動にとどまっている。)

そうした事も解決していける建築家になりたい。僕がやらないで誰がやる。
e0214433_3141481.jpg

[PR]

by road-to-architect | 2011-03-24 03:46

自然の味わい

『木の節(ふし)』と言うと、何かイヤなイメージを持っている人がほとんど。

理由は、表面的な見栄えや、安っぽいとか、荒々しいとか、、、
施工側からすると、固いとか、抜け節とか、梁の下端だと欠点になるとか、、、

たしかに、無節の材料はキレイだし、肌触りもいいし、かなり値段もいい。
でも、節の無い木はないし、節があるのが自然な姿。

既製品では表面だけスライスした木目を貼って中身はベニヤだったり、木目をプリントしたシートだったり。
それがなんも、当たり前と思ってる人も多いが、それってかなり不自然な姿だよね。
節だって、自然な姿だし、それはチャームポイントだし、それが自然な味わいだと思う。

今、現場では杉板を外壁に張っていますが、節の抜けてしまったところもかなりあって、
雨や風が入るので、薪にして落とした枝を使って、ひとつひとつ埋めています。

こういう所に手を掛けると、埋めた節のひとつひとつがとてもカワイく見えてきます。
手間も積み重ねですが、ちょっとした手間でもそれが自然の味わいになり、建物に愛着が湧いて来ます。

自然のものを扱う時は、扱う者は、自然に感謝し、こうした手間暇を惜しまずにやるのが大事だと思う。
e0214433_2354869.jpg

e0214433_23535392.jpg

072.gif
e0214433_23532543.jpg

[PR]

by road-to-architect | 2011-03-20 00:05 | Ostudio

建築の作り方

朝からセメントを調合し練って、モルタルを作って行きます。
今日は日中、暖かく左官塗りには最適の天気でした。

一人が、養生に周り、一人がモルタルを練り、二人が塗って行く、とても連携の取れた仕事でした。
あれよあれよと、午前中で一服も挟みつつ下塗りを終えました。
[#IMAGE|e0214433_1953373.jpg|201103/18/33/|mid|2592|1944#
e0214433_19523428.jpg
e0214433_19504951.jpg
e0214433_19485821.jpg


左官職人の一人が、青森の大間に建設中の大間原発から帰って来たばかりと言っていた。
函館の対岸、20キロ弱にある大間原発は、周辺住民の反対を押し切り、着工したが、
今回の福島の原発事故を切っ掛けに、工事の休止に追い込まれた。

この原発は私達の生活になくてはならない?電気を供給するため、そのニーズに応える形で生まれた。
世界で唯一、原爆が落とされ被爆した日本が、今度は自ら作り出した原発で自分達を脅かしている。
戦後の復興から、高度成長の波に乗り電力の需要の増加と共に原発の数も増え、今ではアメリカに次ぎ、
世界2位の原発保有国にまでなっている。
もっとも核の恐ろしさを知っている国民が、なぜそこまで原発に依存するまでになったのか。

今こそエネルギーの根本から、もう一度、考え直さなければならない。

建築も産業の中でも、最もエネルギーを消費する内のひとつになっている。
建築の世界で生きている自分にとっては、『建築の作り方』そのものから考える必要がある。

地産地消&自然素材&手仕事。この3原則を守ると、ほとんどエネルギーを消費しないし、ゴミも出ない。
実際、今の現場でここまで来てゴミカゴはまだ一杯になっていない。
木の切りくずなどは、薪ストーブの燃料になるし、木と砂や土、わずかな建材だけでほとんどが出来ている。
そう、自然素材はどんどん循環するし、再利用できる人にも地球にもとっても優しい素材。

もっともっと地元の材料を地元に落とせる流通システムが整っていない。
ほとんどの地元の木材は本州に送られたり、パルプの原料にされてしまう。

消費者の意識改革も必要だけど、作る側の努力や提案も大事だし、山から、気持ちから、根本から
もっと改善して行かなければ、また同じことを繰り返してしまう。

自分に出来ること。それは自分の意識から変えて行くこと。そして自分の周りから変えて行くこと。
[PR]

by road-to-architect | 2011-03-18 19:53 | Ostudio

杉板張り

杉板の乱巾縦羽目板張りの外壁。

巾の違う3種類の板をランダムに張って行きます。

e0214433_1114845.jpg

[PR]

by road-to-architect | 2011-03-16 01:15 | Ostudio

いたわり

現場はいよいよ外壁の仕上げ工事に入りました。

ラウンジ棟、スタジオ棟の1階は杉板の縦羽目張りになります。
昨日は、板割り(板の割り付け)を出し、目地板(板の継目になる下地=通気層になる部分)を取り付け、
仕上げの杉板を張り始めました。この杉は道南杉(木古内産)ですが、
目が積んでいて、とても良い目が出ています。

中でも良いものを厳選し、道路側を優先に良いものを張っていきます。

今週中には張り終わると思います。仕上がりが楽しみです。

e0214433_15192048.jpg
e0214433_1515376.jpg


地震の被害はますます深刻になって来ていますね。

一人でも多くの人が助かることを心から願っております。
[PR]

by road-to-architect | 2011-03-13 15:34 | Ostudio

見たことの無い光景

昨日の地震による津波の映像が、衝撃的だった。

こんな光景は見たことが無いし、想像を遥かに超える被害になっている。

ここ函館にまで津波の被害が起きたが、茨城から福島、岩手、青森の沿岸部では本当に酷い被害になっている。

津波に飲み込まれた方、命を落とされた方々のご冥福をお祈り致します。

また、今も救助を待っている方々、被災して避難されている方々、お見舞い申し上げます。

こんな時にも、何も出来ずにただただ、テレビの映像を見ているだけしかできず、心が痛いです。

引っ切りなしに、余震が続き、現地の方々は本当に疲労が溜まっていることだと思います。

今の自分に何が出来るか。。。
[PR]

by road-to-architect | 2011-03-12 20:08

たしかな施工

今日でスタジオ棟の2階、モルタル下地のニッテツラスを張り終えた。
今までで一番良い下地になった。
それは、たしかな施工があってこそ、そう思う。

朝から晩までビッシリ、現場監理を行っているせいか、かなり細かくチェックができる。
それに、自らも一緒になって施工もするので、さらに細かい指示が出せる。

その結果、本当に良い仕事ができる。

たまに現場に顔を出す、設計者や監督は何処まで施工のレベルをチェック出来ているのだろう。。。
しかし、ろくに監理もせず、けっこう職人任せにしている人が多いんじゃないか。
今の職人ってただ納めて行くだけで、意外に思い込みでやっている事が多々ある。
特に建築の場合、上に被せてしまえば、誤って施工している所も見えなくなるので本当に怖い。

たしかな施工は、確かな設計と、確かな監理があってこそだと思う。

e0214433_18115848.jpg

e0214433_18124653.jpg
e0214433_18123235.jpg
e0214433_18121063.jpg

[PR]

by road-to-architect | 2011-03-10 18:50 | Ostudio

小雪

今日の函館は朝の7時頃どっと30分くらい大雪の後、晴れてその後は小雪がチラつく寒い一日でした。

現場は、タイベックでハウスラッピングも終え、ジョイントのテープも張り終えました。
e0214433_17572832.jpg


そして、スタジオ棟の2階部分の通気胴縁の上に、ニッテツラスを張っています。

このニッテツラスは初めて使うのですが、今までのラスと比べ物にならないくらい丈夫に張れています。
下地の通気胴縁が45×30の唐松で、約300ミリピッチで流していることもあるのですが、
一般的な斜めのエキスパンのラスではなく、力骨が約50ミリピッチで縦横点付け溶接されています。
これなら良い下地が出来そうです。
e0214433_17571257.jpg


北側では一部、ガルバリウム鋼板の平葺きの壁と、フラットルーフの緩いアールの下屋を葺きました。
e0214433_17565752.jpg
e0214433_17564038.jpg

[PR]

by road-to-architect | 2011-03-08 22:17