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米ヒバの香り 杉の香り

今日は床の改修の現場へ。先週末に打った土間コンもすっかり乾き、床下のカビの臭いもすっかり無くなりました。

大引の上に垂木を転がし、間に断熱材を落とし込んで行きます。
大引と束は、米ヒバなんですが、ノコで切る度にもの凄い香りが立ちこめる。もうプーンプン。
個人的には少し苦手な感じ。青森のヒバよりも臭いがキツく感じる。
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断熱材を隙間なくしっかり敷き詰めます。
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断熱材の上には、道南杉の荒板を敷いています。ここまでで畳の下地が完成です。
ここまで来ると、下のヒバのキツい臭いから、優しい杉の臭いに変わり鼻の具合も落ち着きます。
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和室の隣、居間の床は、4年前くらいに杉の床に改修しました。
こちらの床板は、青森の鯵ヶ沢の杉です。すっかり日に焼け、ようやく飴色の艶がうっすら出てきました。
この床はワックスや塗装などは一切していない、本当の無垢のままです。
時とともに、自分が年を重ねるのと同じ時間をすごし、しだいに味わいを深めて行きます。
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杉の床は、柔らかくキズが付きやすいので敬遠されますが、この木にしか出せない柔らかさと温かさがあります。
キズやシミなどもちろん付いて消えないのですが、焼けた木の肌にキズやシミを重ね、さらに艶が出て初めて味わいが生まれるもの。
自然のものってこうして、日々を記憶し、歴史を刻み、ようやく味がでるものなんですね。

そう考えると、キズやシミだって日々の暮らしの想い出を刻む大事な記憶になる。
もし、無垢の床にする人がいるなら、細かいキズなんか気にせず、自然体で暮らす事をおすすめします。
むしろ、笑って話せるくらい大きなキズをいっぱい付けてほしい。
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by road-to-architect | 2011-06-11 23:03
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