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road to architect

床の温もり

スタジオ棟の2階では、無垢の杉の床が敷き終わりました。

杉の床はとても柔らかく、温かいのでとても人肌に近い肌触りがします。
日向なんかあると、本当に優しい温もりを感じます。

柔らかすぎる反面、物を落としたりすると凹みやすいですが、それも自然であるが故。
年月と共に、人の成長とともに、冬目(木目の年輪の方)が浮き上がり、夏目(木目の色の薄い方)が擦り減り
やがて丸みを帯び、なんとも言えない味わいが出てくる事でしょう。
それが無垢の木を使う一番の醍醐味でしょ。

ただ、人それぞれの価値観によるが、そうした相反するというか、良い事も、イヤな事も紙一重。
傷はイヤだとなれば、もう少し固い木にしますか?とか、色は、木目は、とか
その人に合った、それぞれのスタイルにあった木と巡り会うのが大切。

床がもっとも、人と触れ合う場所ですから

床の温もり_e0214433_213036.jpg


by road-to-architect | 2011-04-09 22:07 | Ostudio
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